オススメ

トラと魚と野菜と

トラが好きです
時々、海で釣りをします
家庭菜園で野菜作りを楽しんでいます

  • 2012.09.14 Friday

展示科学

博物館活動には、資料の整理・体系化と情報処理、資料の保存や修復に関する科学的研究、展示やコミュニケーション技術に関する研究、教育機関としての博物館の特性や教育理念・方法などの具体的な研究などがあります。
保存に関しては、資料を安全かつ良好な状態で保存管理することが求められます。

先日の新聞に、東日本大震災で残された奇跡の一本松の保存にかかる費用が1億5千万と報じていました。しかし、呼びかけた募金で集まったお金は約2千2百万、全然足りません。

30m近い大木に心棒で補強したり、枝はレプリカを作ったり、博物館の資料保存方法に則って作業するのでしょう。
とはいえ、10年程度しか保証されず、年間何十万円かの維持費がかかるそうです。
請負は博物館の展示設計を手掛ける大手、某○村工芸さんらしい。

国の19兆円という震災復興予算もまだまだ有効利用の方針さえ決まらず、松の保存より住民の生活を整えてほしいという声のほうが多いようですね。

この松の木、震災を風化させないための「モニュメント」としては価値のあるものなのでしょうね。でも、博物館の資料としてはどれだけの値打ちがあるのでしょうか?
その松を高価な保存科学に則って修復させることより「記憶」にのこる保存方法を検討しては如何でしょう。

個人や中小・零細企業でも復興のための募金活動など行っています。
展示設計の大手企業さん、そして各々の作業を担当する業者さん、企業として請け負う以上、利益の追求は必要なことですが、ここはもう一度見積を見直して頂けないでしょうか。
支援の一環として思い切っての値引きなど、集まった募金の範囲内で行う方法やコスト見直しにご協力して頂けないでしょうか。

と、独り言。

  • 2012.09.14 Friday

4年の歳月

四国八十八カ所を4年間かけてお参りしてきたお遍路さんの結願を昨年迎えました。

これとほぼ同じ時期に、母校の通信大学を受講、昨年やっと終了しました。

仕事で、科学館の展示室を作ったり体験模型の制作、新エネ展など展示会、新エネ教室といったワークショップなどの運営に長く携わってきました。それなりに「展示」や「教育」とういことを理解して担当したものと思っています。

しかし、本格的に展示科学や教育学を学んだわけでもないので、「博物館学」について勉強してみようと思い立ち、学芸員コースの通信大学を受講し始めたのが4年前です。
50歳を半ば超えてからの挑戦です。

各科目にレポートの提出があります。レポートは教材や資料などで考察しながら書きます。解らないことは調べ、記述する時もそばに資料があるので何とかこなせます。

しかし、難関が科目試験。
試験場に入ると「****について述べよ」とあります。
1行書き始めて、ふと鉛筆がとまります。次の言葉が思い出せません。
とにかく記憶力の低下に悩まされた1科目90分の試験時間でした。

テキストなどを読んでいて、いまそのページに書かれていることは理解した気持ちで次のページに移ります。
しかし、読むにつれて前ページの内容はどんどん忘れているのです。
「どうだったかな」とページをめくり返します。

試験はまさにそうですね。理解したつもりでもちょっとしたつまずきがあるとそれ以降のことが考えられなく(思い出せなく)なります

「学習したことを自分の言葉に置き換える」ことが本当の理解と言うのでしょう。
言葉にすれば簡単なことですがこれを実践することが大変なことなのです。

まもなく還暦を迎えます。
きつい4年間でした。この歳で何かに挑戦し、完了したことは自分を誉めたいと思います。

学芸員資格をとって何か良いことがあったか? って、何もないのが現実です。
展示科学を勉強できたことが自身へのプラスになったと信じてみましょう。

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